誰も知らないを見ました / 是枝裕和監督作品
柳楽優弥の目力で長年気になっていた「誰も知らない」を見ました。「そして父になる」と「海街diary」ぶりの是枝裕和監督作品。1988年に起きた巣鴨子供置き去り事件をモチーフにしたフィクション。母親(YOU)は子供4人(柳楽優弥ら)と仲良しながらも、世の中に子供の存在を隠して過ごします。ある日 母親がしばらく出かけると言っていなくなり、クリスマス・新年・誕生日がきても戻らず、それでもキラキラと母親の帰りを待つ子供4人ですが次第に生活資金も底がつきボロボロ。周囲で生活する人々も分かっているけど何もしない・できないという社会的なネグレクトが痛烈で、淡々とした展開と子供たちの自然で可愛らしい表情のおかげで何とか見れたけどこれはあまりにも辛い。